英語×仕事

【英語を使う仕事】大手のスクールで英会話講師をしていて辛かったこと3選

英会話講師をしていて辛かったこと

英語を使う仕事の紹介 Vol.1

転職も、バイト・インターン経験も豊富なことを活かし、少しずつブログ内で、過去に経験した「英語を使う仕事」を紹介していきます。

今回は、大手の英会話教室で2年半ほど英会話講師をしていたときの回想録です。

英会話講師の仕事は本当に大好きで、語りだしたら止まらないので、この記事では辛かったことを3つ紹介します。

注)同じ業界・会社でも、各学校によって職場環境は異なるため、今後の進路/転職の参考にする場合は、話半分で読んでください。

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自分自身の英語学習の時間が無い

仕事は当然、持ち帰り

残業代って、なんですか?

入社してすぐの研修で「家でレッスンの準備をする」と徹底的に叩き込まれました。

その研修で、あっさり退社する方も多いと聞きます。

あと、外国人講師が無断で自国に逃げ帰ったことがあって、国境を超えたくなるくらいブラックな会社なのか~って、みんなで笑った思い出があります。

月1度、各学校の講師が集まる会議に参加していましたが、小さなお子さんがいるフルタイムの講師には、会ったことはありません。

フルタイムで働く講師の9割は、未婚。

お昼から終電までの仕事なので、家庭がある方には非常に働きにくい環境だと思います。

休日出勤どころか自費接待

月1の定例会議は休日開催

通常の営業時間(勤務時間)はレッスンが入っているので、休日に毎月会議が開催されていました。

今思うと、信じられない。月1の定例なんだから勤務時間内に設定してください(怒)

イベントが嫌いになる

イースターパーティー、ハロウィンパーティー、夏休みの特別企画、クリスマスパーティー…全部、休日出勤。

「ハロウィン、うきうき~★」な女子だったはずが、一気に老けた大人になった気がします。

ハロウィンの仮装は当然、自前。(ハロウィンうきうき女子だったので、新規購入する必要はなかったです)

一生忘れない自費の交流会

スクール主催の、クリスマス交流会という名の生徒さんとの飲み会…

講師は全員半強制参加で、プレゼント交換用のプレゼントも各自用意して、飲み会の飲食費も自腹でした。

この交流会、「断固として断る」ことをしなかったことは人生で唯一の後悔かもしれません。

なんで!クリスマスの時期に!お金払ってまで!接待を!しなきゃいけないんだーっ!

(その飲み会後、さらに家でレッスンの準備を黙々としたのでした…)

このスクールで講師をしていた時は「自由な時間があるなら、寝ていたい」というくらい毎日ヘトヘトで、一時は2ヵ月で10kg近く痩せました。

消耗しきっていたので、自分の英語学習は全然進みませんでした。

生徒さんに「英語の勉強がんばって」と一日20回くらい言っていたのに、「自分は英語の勉強ができていない」という事実に、相当なストレスを感じていました。

ぼったくり教材の販売

自分は数千円/月で学んでいる罪悪感

私が勤めていた会社は、子供向けの教材は比較的良質で、貧困女子な私から見ても妥当な価格だなと思うテキストは多数ありました。

でも、大人向けの教材はどれも自分だったら絶対に買わない金額設定でした。

私自身が、月5,000円未満(海外ドラマ視聴、Audibe、TEDトーク、市販教材など)で英語を勉強しているのに、生徒さんには月2万円相当の教材を売る罪悪感…。

大人の生徒の皆さん、オンラインや市販教材で、似たようなものが半額以下で販売されていないかご自身でリサーチしてください。

下心&戦略でしかない声掛け

販売する教材、売り上げ目標など、事細かに決まっています。

よって、「Aさんはお金あるし5万円分、Bさんは2万円分かな~」という戦略のもと、AさんとBさんに“オススメ”する教材が大まかに決まります。

英語力なども、もちろん考慮しますが、生徒の英語力がどのくらい向上するかよりも、売り上げがいくらになるかが重要視されます。

購入してほしい日から逆算して、連携プレーの声掛けがしっかり計画されていました。

再来週TOEICの教材を購入してもらう

今週:TOEICの小話を日本人講師のA先生がする(リサーチ)


来週:TOEICの教材をネイティブ講師のB先生がさらっと紹介

再来週:「この教材に興味持ってたってB先生から聞いたけど、今日買っていきますよね」とA先生か運営側が詰め寄る

え?TOEICの小話まで計画されていたなんて、ひどい?

そうかもしれませんね。

でも、英会話スクールはボランティアではなく、ビジネスなので、これくらいは当然ではないでしょうか。

このようなチームワークにモヤモヤしてしまう方は、自社教材を取り扱う規模の英会話教室の講師や、販売・営業系の職種は向いてないと思います。

私は、教材販売にそこまで抵抗はありませんでした。でも、小さな罪悪感の蓄積と数字のプレッシャーがじわじわと…。

3歳児よりモンスターな大人の相手

生徒さんではないクレーマーが本当のお客様

当時25歳前後、「若い講師にうちの子の指導は任せられない」という逆風吹き荒れる学校に配属になりました。

自分がレッスンを担当するキッズの生徒だけで約100人いて、この仕事で一番苦労したのが保護者対応。

(人が子供のレッスンしている間に、ママ同士で講師の悪口大会するの、辞めてください)

半年くらいで保護者の心がやっと掴めたような、つかめなかったような…。

正直、生徒さん(子供)の心をつかむのは難しくなかったです。

生徒さんのことが大好きだったし、好かれていたと感じていたし、生徒さんとの相性が悪くて悩む…なんてことも、ありませんでした。

でも、レッスン費を実際に支払っている保護者の心をつかまないと、生徒さんは通学できないわけで…。

自分で保護者の心をつかんだというよりも、子供たちが「今日も楽しかった!」と笑顔で教室を出ていく姿などから、少しずつ風当たりが良くなっていったという感じです。

イヤイヤ期の子供がグズっているとか、中学生が荒れ模様とか、そういうのは本当にかわいいものでした。

パワハラ上司は英会話スクールにもいる

理不尽なクレームを言ってくる方や、いちいち揚げ足をとってくるような生徒さんって、数名なんです。

でも、その数名が「このスクールやめようかな」と、ほのめかした日には、今度は運営側に「どうにかしろ、引き留めろ」と詰められるんですね。

講師同士で支え合わないと会社/運営側はサポートどころか傷に塩を塗ってくる。

講師を大事にする運営者がいる学校と、そうでない学校で働きやすさは雲泥の差だと思います。

当時の上司は、私が退職後すぐにパワハラで訴えられていました。

人から聞いた話では、もみ消すために?訴えた方は、まぁまぁなお金がもらえたとか。

その話を聞いたとき、「上司の指示に従っていかないと」と思わずに、自分の人権や職場環境は、徹底して自分で守る人間にならないとだめだったんだな、って思いました。

以上、大手の英会話スクールで英語を教えていた時の辛かったこと3選でした。

「英会話講師になりたかったけど、なんかイヤになっちゃったな」と思わせてしまったら、ごめんなさい。

この記事では、辛かったことだけを書いています。

やりがいを感じていたし、生徒さんとのレッスンは本当に楽しかったと心から思うし、大好きな職業です。

事実、教えることの楽しさや、やりがいが忘れられず、転職後すぐに副業として英語の個人指導を始めました。

英会話講師をしていて嬉しかったことなどは、別の記事で書く予定にしているので、ぜひまたブログを見に来てください!

ロバート・ウォルターズ