英語のオーディオブックを、まずはお金をかけずに聴いてみたい
そんなときに使える無料アプリと海外サイトを2012年から洋書のオーディオブックを聴いている私が紹介します
古典の洋書を丸ごと聴けるサービスから、短い物語、絵本の読み聞かせ動画まで、聴きたい内容に合わせて選べます。
最初から長い本を選ばなくても大丈夫。まずは気になる物語を1つ、短い時間だけ試してみてください。
この記事では、無料で利用できる範囲と、登録などの条件を分けて紹介します。
※サービス内容は2026年10月11日に公式サイト・公式アプリ掲載情報を確認しています。アプリの機能や無料対象は変更されることがあります。
英語の無料オーディオブック・朗読サービスを比較
迷ったら、英文を見ながら聴きたい方はLit2Go、短い物語から始めたい方はStorynory、絵を見ながら楽しみたい方はStoryline Onlineから探してみてください。
| サービス | こんなときに | 無料の範囲・条件 |
|---|---|---|
| LibriVox | 古典の洋書を丸ごと聴く | 公開音源は無料。外部アプリの広告・課金は別 |
| Loyal Books | 古典の本文と音声を探す | 無料公開作品。電子書籍へのリンクもあり |
| Audiobooks.com | スマホアプリで洋書を聴く | 無料作品のみ。有料作品・体験プランと区別 |
| Spotify | いつものアプリで朗読を聴く | 無料公開のポッドキャスト。広告が入る場合あり |
| Lit2Go | 英文やPDFを見ながら聴く | 物語・詩の音声と本文を無料公開 |
| Storynory | 童話・オリジナルの物語を聴く | サイトの音声と本文を無料公開 |
| VOA American Stories | 学習者向けの英語で文学を楽しむ | 過去の番組の音声と本文を無料公開 |
| Storyline Online | 俳優による絵本の朗読を見る | 絵本の読み聞かせ動画を無料公開 |
※絵本の動画や英語学習用の短編も含みます。すべてが市販の洋書1冊分を朗読したオーディオブックではありません。
すでに聴きたい洋書が決まっている方は、日本のAudibleで英語音声の配信を調べる方法も参考にしてください。登録する前に、聴きたい本があるかを確認できます。

古典の洋書を無料で聴けるアプリ・サイト
LibriVox |ボランティアの朗読で古典を楽しむ
LibriVoxは、米国でパブリックドメイン(アメリカで著作権が切れた古い作品)を、ボランティアが朗読して公開するプロジェクトです。小説や短編、詩などの音源を無料で聴けます。
同じ作品でも、朗読者や録音によって印象が変わります。まず冒頭を聴いて、声や話す速さが自分に合うかを確かめてみてください。
Loyal Books|音声と電子書籍を一緒に探す

Loyal Booksは、無料で公開されているオーディオブックと電子書籍を探せるサイトです。同じ作品を「読む・聴く」の両方で楽しみたい方に向いています。
使い方は、作品名や著者名で検索して、作品ページを開くだけ。音声の再生・ダウンロードと、電子書籍のリンクを確認できます。たとえば『Peter Pan』のページには、章ごとの音声をまとめたMP3と、ブラウザで本文を読むためのリンクがあります。
音声と本文を併用するときは、同じ版か、文章が省略されていないかも確認しておくと安心です。
本の探し方は、Project Gutenbergの使い方でも紹介しています。

Audiobooks.com|アプリの無料作品を利用する
Audiobooks.comは有料のオーディオブックも扱っていますが、有料会員にならずに聴ける無料作品も用意されています。公式アプリの案内では、無料作品は10,000冊以上です。
ダウンロードした音声のオフライン再生にも対応しているので、スマホでまとめて聴きたい方におすすめ。
無料で使う場合は、無料作品の表示を確認して選びましょう。

レビューの星の隣に「Free」と書いてあるのが無料の本。(有料の本は数分だけサンプルとして無料で聴くことができます)
数分の試聴サンプルや、有料会員プランの無料体験とは別です。アプリの無料ダウンロードだけで、すべての作品を無料で聴けるわけではありません。
左のメニューボタン>Browse>Free Books で、ジャンルごとに無料のオーディオブックを探すことができます。

Spotify|無料の朗読ポッドキャストを探す
Spotifyでは、無料配信されている英語の朗読・物語のポッドキャストも聴けます。
たとえば、この記事で紹介したStorynoryは、公式サイトからSpotifyの番組ページへアクセスできます。
普段からSpotifyを使っている方なら、音楽と同じアプリで物語も楽しめます。ただし、番組によって広告が入ることがあり、一部には有料のコンテンツもあります。
無料のポッドキャストと、Spotifyのオーディオブック商品・有料プランの特典は別です。「Spotifyなら市販の洋書がすべて無料」と考えず、番組や作品ごとの条件を確認してください。
私のお気に入りはダークストーリーが聴けるPARCASTのTALES。
日本語のオーディオブックも聞けるのが特徴。
ラジオNIKKEIの「朗読あぷり」がSpotifyで聴けるのは嬉しいです。
英文を読みながら聴ける無料の朗読サイト
Lit2Go|英文PDFと音声で聞き読みする

Lit2Goは、南フロリダ大学の教育関連プロジェクトが提供する、物語や詩の無料コレクションです。音声に加えて、本文のPDF、再生時間、語数などを確認できます。
画面で英文を追いながら聴くのはもちろん、PDFを印刷して使いたい方にも便利。

サイト内のReadabilityも作品選びの参考になります。
ただし、海外の読みやすさの指標が、そのまま日本人の英語学習者の難易度に当てはまるわけではない点には注意してください。
Storynory|童話やオリジナルの物語を聴く
Storynoryは、童話、神話、オリジナルの物語、詩などを無料で聴けるサイトです。
作品ページに音声と英文が載っているので、音だけでは分かりにくいところを本文で確かめながら楽しめます。
子ども向けのサービスですが、知っている童話から英語の朗読を試したい大人にも選択肢になります。
短い作品を選び、まずは1話を最後まで聴いてみるのもいいと思います。
ダウンロードやポッドキャストでの配信にも対応しています。
VOA American Stories|学習者向けに書き直された短編を聴く
VOA Learning EnglishのAmerican Storiesでは、アメリカの作家の作品を、英語学習者向けに書き直した短編として楽しめます。原作をそのまま朗読した版とは異なります。
古典の原文にいきなり挑戦する前に、物語の流れを英語で追ってみたい方に向いています。
2026年10月の確認では、作品一覧の最新掲載は2025年3月でした。
現在公開されている過去の番組を利用するサイトとして活用できると思います。
英語初心者にも選びやすい動画・対訳アプリ
Storyline Online|俳優の朗読と絵本の絵を楽しむ

Storyline Onlineは、SAG-AFTRA Foundationが運営する、俳優による絵本の読み聞かせ動画サイトです。朗読に合わせて絵も楽しめるので、音だけで物語を追うのが難しい方の入口になります。
市販の絵本を扱っていることも魅力。気に入った作品が見つかったら、紙の絵本を手元に置いて、絵や文章を自分のペースで眺める楽しみ方もできます。
作品選びに迷ったら、英語の絵本の読み聞かせ動画5選で紹介している本も参考にしてみてください。

無料の洋書が難しく感じたら、本の選び方を変えてみる
無料のオーディオブックでよく見かけるのが、古典の小説です。
知っている作品でも、昔の語彙や文法、長い文章に慣れていないと、聴き進めるのが難しいことがあります。
そんなときは、短い物語、絵のある作品、学習者向けに書き直された英文から試してみてください。
聞き取れなかった部分を本文で確認するだけでも、音声を追いやすくなります。
「無料かどうか」に加えて、その本を読んでみたいか、自分にとって無理のない長さかも大切にしてみてほしいです。
本の候補を増やしたい方には、洋書初心者におすすめの読みやすい本も紹介しています。無料作品に限定した記事ではありませんが、次に読む1冊を探すときに役立ててください。

聴きたい洋書が見つからないときはAudibleも候補に
最近出版された小説やビジネス書、好きな俳優が朗読する音声版などは、無料サービスでは見つからないこともあります。そうした本を聴きたいときは、日本のAudibleも選択肢になります。
Audibleは有料サービスです。
私は現在、日本とアメリカのAudibleを使い分けています。これから始める方には、日本のAmazonアカウントで探せる日本のAudibleから確認することをおすすめしています。
また、すでにAmazon Music Unlimitedを利用している方は、現在の契約特典も確認してみてください。個人プランとファミリープランのアカウント所有者には、毎月1冊のオーディオブック特典があります。
料金プランの違いなどは日本のAudibleで洋書を探す方法の記事でまとめています。



