ジブリ映画の原作には、英語で読める本(洋書)があります。
映画でストーリーを知っているので、知らない単語があっても話についていきやすく、洋書デビューにもぴったりです。
この記事では、『魔女の宅急便』『アーヤと魔女』『思い出のマーニー』『ハウルの動く城』の原作と、『ゲド戦記』原作シリーズからの一冊を英語の難易度・朗読時間・聴きやすさを比較しました。
2012年から洋書のオーディオブックを聴いてきた英日翻訳者の私が、5冊すべてを英語版のオーディオブックで聴いた経験をもとに紹介します。
- 最初の1冊は『アーヤと魔女』:朗読約1時間で、最後まで読み切りやすい
- 次に『魔女の宅急便』:単語がやさしく、初めての長編に向いている
- 慣れてきたら『ハウルの動く城』→『ゲド戦記』へ
ジブリ映画の原作5冊
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Earwig and the Witch
Lv. 3紹介を読む -
Kiki's Delivery Service
Lv. 5紹介を読む -
When Marnie Was There
Lv. 5紹介を読む -
Howl's Moving Castle
Lv. 6紹介を読む -
The Farthest Shore
Lv. 7紹介を読む
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| 本のタイトル | 難易度 | 朗読時間 |
|---|---|---|
| Earwig and the Witch | Lv. 3 | 1時間11分 |
| Kiki's Delivery Service | Lv. 5 | 4時間46分 |
| When Marnie Was There | Lv. 5 | 3時間18分 |
| Howl's Moving Castle | Lv. 6 | 8時間57分 |
| The Farthest Shore | Lv. 7 | 8時間9分 |
どれから読む?迷ったときの選び方
表の難易度は、当サイト独自のLevel 0〜7の基準です。
私が実際に読んだり聴いたりした感覚をもとにしています。
最初の一冊に迷ったら、読みやすさだけでなく、長さや好きな物語のタイプも考慮して選んでみてください。
- 最初の1冊は『アーヤと魔女』:5冊のなかで一番短く、朗読は約1時間です。ファンタジー系の単語は少し難しめ(760L)ですが、知らない単語は読み飛ばして大筋をつかめば、最後まで聴き通せます。まずは「洋書を1冊読み切れた」という手応えをつかむのにぴったりです。
- 次の1冊は『魔女の宅急便』:Lexileは5冊で一番低い670Lで、単語がやさしい1冊です。朗読は4時間46分と長さはありますが、話の流れが映画に近いので、初めての長編でも置いていかれにくいです。
- 映画の物語を深く知りたいなら『思い出のマーニー』:オーディオブックは省略版(3時間18分)なので、原書を目で追いながら聴く「聴き読み」には向いていません。
- 映画との違いを楽しみたいなら『ハウルの動く城』:『アーヤと魔女』と同じダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品です。展開が映画と大きく違うので、日本語版を先に読んでおくと安心です。
- 最後の挑戦に『ゲド戦記(さいはての島へ)』:5冊で一番難しい1冊です(920L)。ほかの作品を読み切ってから挑戦するのがおすすめです。
ジブリ原作5冊の英語の難易度を比較
Earwig and the Witch / アーヤと魔女
Kiki’s Delivery Service / 魔女の宅急便
『アーヤと魔女』の次に、初めての長編としておすすめしたいのが『魔女の宅急便』。キキの仕事や町の人とのやりとりなど、身近な場面が多く、英語でも状況をイメージしやすい作品です。映画とは違うエピソードも楽しめます。
章ごとに区切って読みやすいので、少しずつ進めたい方にもぴったり。朗読はかわいらしい声で、速さも比較的ゆっくりに感じました。私はオーディオブックが気に入って、すぐにKindle版も購入。読むのも聴くのもおすすめしたい一冊です。
When Marnie Was There / 思い出のマーニー
映画を観て「物語をもう少し深く理解したい」と感じた方におすすめ。アンナと不思議な少女マーニーとの交流を、アンナの心の動きとともにじっくり追えるのが原作の魅力です。
英語は、私には『魔女の宅急便』より少し難しく感じられました。何気なく聴いていると話を見失うこともあるので、落ち着いて物語に向き合いたい作品。音声だけでわかりにくいときは、本を読みながら聴くと、人物の気持ちや出来事のつながりを確かめやすくなります。
Howl’s Moving Castle / 魔法使いハウルと火の悪魔
映画が好きなら、原作のハウルとソフィーにもぜひ出会ってほしい一冊。皮肉のきいた会話や個性の強い登場人物が楽しく、映画とは違う展開に引き込まれます。ハウルの家族や過去を知れるのも、原作ならではの楽しみです。
英語には少し難しめ。映画を知っていても簡単には読めませんでした。それでも繰り返し聴きたくなる、お気に入りの作品です。難しく感じたら、邦訳『魔法使いハウルと火の悪魔』を先に読んだり、朗読を聴きながら英文を追ったりするのもおすすめです。
The Farthest Shore / さいはての島へ
本格的なファンタジーを英語でじっくり読みたい方に。映画『ゲド戦記』の原作シリーズ第3巻にあたる作品で、ゲドと少年アレンの旅が描かれます。映画をきっかけに、原作の世界をもっと知りたい方の候補に。
5作のなかでは難しめで、ファンタジー特有の語彙も多く登場します。私も繰り返し聴いて、ようやく大筋をつかめたほど。洋書に慣れてきた方が、本を開いて言葉や物語の背景を確かめながら、じっくり挑戦する一冊としておすすめです。
英語のオーディオブックを聴く方法
ジブリ原作の英語版オーディオブックは、2026年10月時点で、5冊とも日本のAudibleの聴き放題対象外です。
Audibleのスタンダードプランであれば再生できるので、現在プレミアムプランの方はプランの変更が一つの選択になります。
日本のAudibleプレミアムプラン
1,500 円/月(税込)
対象作品が聴き放題
英語が難しかったり、途中で飽きてしまったら、別の本へ。洋書も和書も気軽に試せます。
日本のAudibleスタンダードプラン
880 円/月(税込)
毎月好きな1冊を選ぶ
選んだ本を会員期間中にじっくり楽しむプラン。プレミアムの聴き放題対象外の本も選べます。
『アーヤと魔女』のAudible版の定価は約1,300円です(※2026年10月21日時点)。まずは1冊だけ試したい方は、『アーヤと魔女』の単品購入が気軽でいいかもしれません。
単品購入であれば、退会後もずっと再生できるのでおすすめです。
続けて何冊か聴くなら、毎月1冊選べるAmazon Music Unlimitedもおすすめです。
また、気に入った作品をくり返し聴きたいなら、アメリカのAudibleを選ぶと、クレジットと引き換えた本が退会後も手元に残ります。
私は『ハウルの動く城』は、何度も聴き直してやっと内容をつかめました。
お気に入りの洋書があれば、期間を気にせず再生できて、ずっと手元に残る単品購入かアメリカのAudibleクレジット利用がいいと思います。
聴き放題対象外の時の再生方法
①単品で購入する
1冊だけ聴きたい人向けです。価格は、Amazonの商品ページで確認できます。
②Amazon Music Unlimitedで聴く
契約中は会員特典で毎月1冊まで好きなオーディオブックを選べます。月額1,180円(プライム会員1,080円)。
③アメリカのAudibleを利用する
Premium Plus(月額$14.95)では毎月付与される1クレジットでオーディオブック1 冊が引き換え可能。引き換えた本は退会後も聴けます。
※ 体験・キャンペーンの条件は申し込み画面でご確認ください。体験終了後は自動更新されます。











5冊のなかで、最初の1冊におすすめしたいのが『アーヤと魔女』。「まずは短い洋書を一冊読み切りたい」という方にぴったりです。『ハウルの動く城』と同じ、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品です。
魔法にまつわる単語は少し難しいものの、短く、挿絵も楽しみながら読み進められます。知らない単語を全部調べず、物語の流れをつかむ練習にも。洋書に慣れていない方は、本を見ながら朗読を聴くのもおすすめです。