こんな方におすすめ
- 映画『ハウルの動く城』との違いを楽しみたい方
- 癖の強い登場人物が好きな方
- 少し恋愛要素があるファンタジーを英語で読みたい方
Howl’s Moving Castleとは?

Howl’s Moving Castle は、ジブリ映画『ハウルの動く城』の原作小説です。日本語では『魔法使いハウルと火の悪魔』というタイトルで出版されています。
原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズは、2007年にファンタジー分野での長年の功績をたたえる世界幻想文学大賞(World Fantasy Award)の生涯功労賞を受賞しています。
帽子店で働くソフィーは、荒地の魔女の呪いで老人の姿に変えられてしまいます。すべてから逃げるように家を出たソフィーがたどり着いたのは、魔法使いハウルの動く城でした。
火の悪魔カルシファーや弟子のマイケルと暮らしながら、ソフィーは城に隠された秘密と、自分にかけられた呪いに向き合います。
Howl’s Moving Castleの英語・オーディオブックの特徴
英語の難易度
魔法の語彙に加え、皮肉や冗談を含む会話を楽しめる作品です。
児童書ですが、英語の難易度はLevel 6 「洋書スタンダード」を目安にしています。
中学生の時に一度日本語で読み、その後映画を何度も見たのに、TOEIC800前後・英検準1級の頃は英語が難しくて読破できませんでした。
「読めなくても聴ける」ことが多い私ですが、それでも、当時は「再生」できただけで、内容に上手くついていけませんでした。
その後、オーディオブックを何度も聴いてから、紙の本に再挑戦しました。
知らない単語が気になって読み進めにくい方には、辞書機能を使えるKindle版もおすすめです。
音声だけでは内容を追いにくい方や、英文を目で追うだけではなかなか読み進められない方は、聴きながら読む「聴き読み」も試してみてください。
英語版のオーディオブックについて

ここではKristin Athertonによる完全版(Unabridged)のオーディオブックを紹介します。
朗読時間は8時間57分で、効果音はありません。
John Sessions朗読の短縮版(Abridged・3時間22分・効果音付き)もあります。
短縮版は本文の一部が省略されているため、原書を目で追いながら聴くなら完全版がおすすめです。
また、Kristinの朗読は落ち着いていて長時間聴くのに適していますが、Johnの朗読はちょっと早めで、抑揚も激しくて長時間聴いていると疲れてくる感じがします。※Audibleのアプリで再生速度は0.9倍速などに調整できます
好みもあると思うので、サンプルを聴いてみてからどちらにするか決めるといいかもしれません。
Kristin朗読の完全版オーディオブックの留意点
紙の本では、各章に次のようなタイトルが付いています。
- In which Howl expresses his feelings with green slime
- In which the moving castle moves house
しかし、私が日本のAudibleで購入したオーディオブックでは、アプリの目次が「Chapter 1」など数字のみの表示になっています。
目次を見ただけではどの話の章かわかりにくいのが難点だと思っています。
それでも、朗読では各章の冒頭に章タイトルも読み上げられるので、再生すれば確認できます。
2026年10月19日時点で、Kristin AthertonによるUnAbridged(完全)版はAudibleの聴き放題対象外です。
聴き放題対象外の時の再生方法
①単品で購入する
1冊だけ聴きたい人向けです。価格は、Amazonの商品ページで確認できます。
②Amazon Music Unlimitedで聴く
契約中は会員特典で毎月1冊まで好きなオーディオブックを選べます。月額1,180円(プライム会員1,080円)。
③アメリカのAudibleを利用する
Premium Plus(月額$14.95)では毎月付与される1クレジットでオーディオブック1 冊が引き換え可能。引き換えた本は退会後も聴けます。
※ 体験・キャンペーンの条件は申し込み画面でご確認ください。体験終了後は自動更新されます。
原作と映画の違い
ハウルの動く城は三部作。ジブリ映画は1巻がベースになっています。
映画と原作では、作品の雰囲気や主要な出来事が異なると個人的には感じます。
「映画で大筋を知っているから多少英語がわからなくても大丈夫だろう」と手を出すと、少し戸惑うかもしれません。
例えば原作のソフィーは、映画以上に、長女であることや家族関係に強く影響されています。
同じ長女として、中学生の時に心がざわついたことを覚えています。
また、ハウルの家族関係や、ソフィーと出会う前にどのような暮らしをしていたかについても、原作では詳細に書かれています。
ジブリ映画のハウルも大好きですが、本作に関して私は圧倒的に原作派なので、映画が好きだった方にはぜひ書籍も手にしてほしいです。
英語で楽しむ前に、日本語訳で内容を把握するのもおすすめです。
ハウルの動く城の続編『アブダラと空飛ぶ絨毯』について

2巻・3巻では主人公が変わり、ソフィーとハウルは脇役として登場します。
1巻と同じように2人を中心に進む物語を期待するより、同じ世界で繰り広げられる別の冒険として楽しむのがおすすめです。
2巻の『アブダラと空飛ぶ絨毯』は、アラジンのようなストーリー。
英語の難易度は1巻よりも2巻の方が高いと感じました。
洋書の難易度の目安になるLexile指数も1巻は800L、2巻は890Lと差がありました。
ファンタジー系の単語が1巻より2巻の方が多いからだと思います。
ほかのジブリ原作との違い
Earwig and the Witch
Lv. 3本情報を見るKiki's Delivery Service
Lv. 5本情報を見るWhen Marnie Was There
Lv. 5本情報を見るThe Farthest Shore
Lv. 7本情報を見る
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| 作品 | 難易度 | Lexile | 朗読時間 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|
| アーヤと魔女 | Lv. 3 | 760L | 1時間11分 | 短い1冊を読み切りたい方 |
| 魔女の宅急便 | Lv. 5 | 670L | 4時間46分 | 身近な場面から長編に挑戦したい方 |
| 思い出のマーニー | Lv. 5 | − | 3時間18分 | 映画の物語をもっと深く知りたい方 |
| ハウルの動く城 | Lv. 6 | 800L | 8時間57分 | ファンタジーの洋書に慣れてきた方 |
| ゲド戦記 (さいはての島へ) | Lv. 7 | 920L | 8時間9分 | 壮大な設定やファンタジー用語に慣れた方 |
『ハウルの動く城』が難しいと感じた方は、短い『アーヤと魔女』や、身近な暮らしの場面が多い『魔女の宅急便』から挑戦してみるのもおすすめです。
一冊読み切った経験が自信につながり、ハウルに再挑戦するモチベーションにもなると思います。
ハウルを読み切れたら、次は『ゲド戦記』にぜひ挑戦してみてください。
ほかの作品も含めた英語の難易度や選び方は、こちらの特集記事で比較しています。







