【英検1級対策】元英会話講師が使ってよかった!と思うおすすめ教材5選
「この教材のおかげで英検1級に合格できた」と断言できる教材を紹介します。
英検1級までの道のりは長く、今使っている教材を使い続けていいのか不安になったり、他にもっといい参考書がないか気になりますよね。
私自身、英検1級に1発合格することができず、何度も勉強方法を見直してきました。
そんな実体験を踏まえて振り返る、1番使い込んで正解だったと感じる問題集は過去問。
過去問以外で、特に使って良かったと感じる参考書の使い方や、おすすめする理由なども含めて詳細を説明していきます。
元英会話講師。上場企業での英語指導、機械分野の社内通訳・翻訳を経てフリーランスになりました。
英検1級対策に「過去問を使う」ことが最重要だと思う理由
① 何を勉強するか明確にするため
英検1級に合格するために、自分が今、何を勉強しなければいけないのかを明確にするためにも、まずは過去問を解く。
語彙問題の正答率が低いなら、単語を覚える。
リスニングの正答率が低いなら、毎日英語を聴き続ける。
②英検1級に合格するための英語力を付けるため
英検1級に合格したいなら、「英語力を身につける」という考えを一旦改めて、「英検1級に合格するための英語力を身につける」ことの必要性を認めましょう。
アナ雪の主題歌「Let It Go」が英語で歌えることも、英語で恋バナを楽しむことも英語力。
でも、そういった英語力では、英検1級には合格できません。
「じゃあ、英検1級に合格するための英語力って何?」と思った方は、過去問を解きましょう。
英検1級に合格すための英語力とは、「過去問が解けるようになる英語力」です。
③モチベーションを保つため
長く英語を勉強していると、このまま勉強を続けていて、はたして英検1級に合格できる日がくるのか?と不安に思うこともあると思います。
そんな不安に駆られたときは、過去問を解きましょう。
解いたら必ず正答率を記録。
「初めて解いたときは3問しか正解できなかったのに、今日は5問正解できた!」と過去問で自分の成長を確かめることで、この調子で勉強すればいつか合格できるだろう、と思えました。
英検1級対策に過去問が1冊では足りない理由
同じ問題を何度も解くことは大切ですが、繰り返していくうちに、答えの選択肢だけは覚えているということが多発します。
特に長文問題は、文章の意味は曖昧だけど、間違えた選択肢は記憶に残っていたりして、反復するのが困難でした。
過去問も安く無いので、買い足すのを躊躇したりもしましたが、今思うと、(他の教材を検討するよりも)さっさと過去問を購入すればよかったな…と感じています。
合格までに過去問を3冊使用しました
ちなみに、直近の過去問3回分(1年分)は、公式サイトで問題と解答が無料配布されています。
\日本英語検定協会公式サイト/
最新版の過去問を購入すると、無料配布されている問題も収録されます。
なので、解説がどうしても読みたい、という方以外は、1年古い過去問を買うといいと思います。
そうすると必然的に無料で3回分+購入した分6回分で、確実に9回分解くことができます。
英検1級対策の単語帳は『キクタン 英検1級』
『でる順パス単』の方が利用者が多い印象がありますが、私はパス単の紙質がどうしても好きになれず、キクタンを使っていました。
紙質以外に大きな違いは感じなかったので、どちらを使ってもいいと思います。
キクタンは携帯アプリにも課金していました
関連記事 英検1級対策におすすめのアプリ
読解・リスニング対策に『英検1級 文で覚える英単語』
「また単語帳?」と思われるかもしれませんが、『英検1級 文で覚える英単語』は語彙力・読解力・リスニング力が鍛えられる素晴らしい教材だと思っています。
単語が覚えやすい
広く浅く単語を網羅するのに最適な一冊です。
「環境問題」「歴史」というカテゴリー別の文章ごとに単語がまとめられているので、関連する単語をひとまとめに覚えることができます。
はっきり意味を覚えていなくても、「環境系の単語だったな」「古臭い感じの形容詞だったはず」など単語のイメージがたくさん記憶に残りました。
読解問題の対策に英検2級の過去問を勧めている【英検1級】長文読解問題おすすめ勉強法の記事でも本書を紹介しています。
全体の意味を掴む力を養える
長文もリスニングも、わからない単語の意味を予測することが英検1級ではとても大切。
分からない単語に遭遇しても、大まかな流れと全体像を把握する。
そんな英検1級の問題を解く力を養うのに『文単』はぴったりでした。
聴き流しとシャドーイングにCDが大活躍
単語帳を開くことすら億劫…もう英検の勉強なんてしたくない…
そんなとき、『文単』の文章を読む・文章を聴く・シャドーイングするというアプローチが、私には効いたよ
✔ シャドーイングとは…CDの音声に続いて復唱すること
英検1級合格後も本棚にあるのは植田さんの本
永久保存版として、英検1級合格後も本棚に残っているのがイッチーこと植田一三さんの『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』。
この1冊無しには、英作文を合格圏内まで伸ばすことはできなかったと思います。
試験の際の時間配分は人それぞれですが、遅くとも25分以内に200~240単語前後で英作文することができなければ、英検1級に合格することは難しいです。
実際に出題された英作文のトピック
- 感染症は、今後大きな問題となる? (2019年6月)
- 宇宙開発をする費用に価値はある? (2019年10月)
- 再生可能資源は化石燃料に代われる? (2020年1月)
このようなトピックで、下記構成の英文を25分で書けますか?
- 序論(主張)
- 本論
- 主張を支える理由/具体例1
- 主張を支える理由/具体例2
- 主張を支える理由/具体例3
- 結論
今、ぱっと考えてみて
- 主張と結論が書けたとしても、具体例の3個目が出てこない
- そもそもYESとNOどちらで英作していくか決められない
- 「~を上回る」「~より有益である」「太陽光発電」などが英語で書けない
と思った方に、『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』を強くお勧めします。
英検1級の一次試験合格前に買えばよかった『英検1級 面接大特訓』
『英検1級 面接大特訓』は、英作文対策としても大活躍する内容でした。
私は本書を、一次試験の合格通知が届いた後に購入しましたが、十分な勉強時間が確保できず、焦りと不安を抱えた状態で試験当日を迎えています。
「面接が苦手/自信を持って二次試験を受けたい」という方は、 一次試験の対策と並行して使用しておくといいと思います。
おわりに
この記事では、英検1級対策におすすめな教材を紹介しました。
英検1級対策の参考になれば幸いです!
点数UPにつながる文房具
1秒も無駄にできないTOEICや英検対策にぺんてるのシャーペンがおすすめ!
サッとマークできるので、リスニング問題は集中して聞けて、選択肢を考える時間も伸びます。
- えんぴつのように削る手間が無く、いつでも万全の状態で使える
- グリップが付いているから手が痛くなりにくい