Project Gutenbergの使い方とReadability Squareで本の難易度を確認する方法
無料で洋書を読むなら電子図書館Project Gutenbergがおすすめ!
この記事では「プロジェクトグーテンベルクって何?」という方に向けて、サイトの使い方と無料で洋書を読む方法について解説していきます。
本の難易度(単語レベル)が確認できるReadability Squareもあわせて紹介しているので、読みやすい洋書を探している方の参考にもなれば嬉しいです。
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Project Gutenberg(プロジェクト・グーテンベルク)とは
プロジェクト・グーテンベルクは、アメリカでの著作権が切れた本(著者が亡くなってから一定期間経過した本)を集めたインターネット上の図書館。現在、6万冊以上の電子書籍を無料公開しています。
Project Gutenberg is a library of over 60,000 free eBooks. Choose among free epub and Kindle eBooks, download them or read them online. You will find the world’s great literature here, with focus on older works for which U.S. copyright has expired.
Gutenberg – Welcome (http://www.gutenberg.org)
【類似サイト】Project GutenbergとOpen Libraryの違い
サイト名 | Project Gutenberg | Open Library |
---|---|---|
会員登録 | 不要 | 必須 |
利用料 | 無料 | 無料 |
ダウンロード | 可 | 不可 ※レンタルとしての閲覧のみ |
著作権切れの本 | あり | あり |
最近出版された本 | なし | あり |
貯蔵数 | 6万冊 | 2000万冊 |
利用方法 | 本記事で詳細を解説 | 詳細記事を読む |
アドレス | https://www.gutenberg.org/ | https://openlibrary.org/ |
似ている電子図書館サイトにOpen Libraryがあります。Open Libraryは、著作権が切れていない新刊も閲覧できるという点でとても人気ですが、あくまもレンタルという形での閲覧となりダウンロードはできません。
その点、Project GutenbergはKindle・PDF・テキスト形式などでダウンロードできるのが強みです。
Project Gutenbergの本は英語の難易度が高いので、個人的にはOpen Libraryで英語絵本を楽しむことの方が多いです。
【Open Libraryの使い方】画像15枚で会員登録の3ステップと無料で本をレンタルする流れの記事で詳しく紹介しているので、英語の多読の難易度を下げたい方はぜひあわせてチェックしてみてください。
Project Gutenbergで洋書を楽しむ方法
洋書の探し方① 読みたい本のタイトルから検索
「romeo」で検索すると、いろんな言語で『ロミオとジュリエット』が表示されます。
ほとんどの場合、一番目に表示されるダウンロード数が最も多い本が英語版。
洋書の探し方② 人気作品一覧から本を選ぶ
箇条書きのリストから該当箇所へサイト内ジャンプします(以下、リストの日本語訳)
- 昨日ダウンロードされた人気作品TOP100
- 昨日ダウンロードされた人気著者TOP100
- 直近7日間の人気作品TOP100
- 直近7日間の人気著者TOP100
- 直近30日間の人気作品TOP100
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Project Gutenbergで洋書をダウンロードして読む方法
読みたい本をクリックすると、ダウンロードページが表示されます。
ウェブ上での閲覧はHTML版をクリック。印刷する場合はWordなどに一度コピペして文字の大きさなどを整えるのがおすすめです。Kindle版やPDF版が用意されていることもあります。
Project Gutenbergで洋書を読む際の留意点【古い本(昔の英語)を読むの難しい!】
著作権が切れている古い本の英語はハードルが高いことが多いです。
日本語も、現代文学と古典では単語も文体も異なるのと同じです。(科目としても「現代文」と「古文」のように「国語(日本語)」の中で異なりますよね)
例えば『ロミオとジュリエット』の原文は下記の通りとなっています。
O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
The Tragedy of Romeo and Juliet by William Shakespeare – ACT II. Scene II. Capulet’s orchard.
Deny thy father and refuse thy name!
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I’ll no longer be a Capulet.
ああ ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?
の箇所ですが、私は初めて見た時「art thou Romeo? って何語ですか?!」とビックリしました。
英文学などを専門に勉強していたり、古典好き/すでに洋書をたくさん読んできている人とっては英語に見えるかもしれませんが、受験英語からビジネス英語を学んだ純ジャパ目線では古典英語が他言語に見える本も多々あります。
Readability Squareで英語の難易度を確認
洋書の難易度は、今まで覚えてきた単語の種類(受験英語/TOEIC系/絵本)や、本のジャンル(好み)に大きく左右されます。
けれど、Gutenbergの本はReadability Squareのサイトで語彙レベルを参考にすることは可能です。
調べ方はとっても簡単で、調べたい本のタイトルを入れて検索するだけ。
サイトの見方ですが、私はピンクで囲った3ヵ所だけを気にしています。
例えば、Romeo and Julietは、作者が1564年生まれで、15,000単語以上の語彙力がないと読むのは難しそうな本です。
この15,000単語が、どのくらいのレベルかというと『オズの魔法使い』の倍以上の語彙力が必要であることを意味しています。
作品 | 作者が生まれた年 | Vocabulary Coverage(99%) |
---|---|---|
The Wonderful Wizard of Oz | 1856 | 7,000 |
Alice’s Adventures in Wonderland | 1832 | 8,000-10,000 |
Romeo and Juliet | 1564 | 15,0000 |
英語の難易度が高くない本の共通点
- Readability Squareの Vocabulary Coverage (99%)の数字が小さい
- 本の作者が生まれた年が現代に近い
この2つの条件に当てはまる本は、比較的読みやすいはず!
ちなみに、旺文社のサイト「英語の友」で掲載されている「英検1級英単語のレベルと単語力テスト」の記事では「英検1級は、大学上級程度、約10,000~15,000語レベルとされています」と書いてあります。
英検1級保持者の個人的な見解ですが、この旺文社が記載している英検1級レベルの単語力とReadability Squareで表示される語彙数は、全く一致しないと思っています。
英検対策だけをしている限り「wherefore art thou Romeo? Deny thy father and refuse thy name!」が読めるようになる日はこないかと…。
Project Gutenbergとあわせて利用したい海外サイトとおすすめサービス
Project Gutenbergを使う方は、完全無料・登録不要のLoyal Booksのサイトもぜひチェックしてみてください。
著者権が切れている古い洋書は難しいと感じたり、日本語の本も読みたい方は月額980円のKindle Unlimitedがおすすめです。
Loyal BooksのサイトならProject GutenbergtoとLibriVoxのオーディオブックが同時に探せる
著作権が切れているパブリックドメインの本は、LibriVoxがオーディオブック制作して無料配信しています。
Loyal Booksでは、Project Gutenberg上の文書とLibriVox上のオーディオブックを同時に探すことが可能。
オーディオブックを聴きながら、原文も読みたい方はLoyal Booksで本を探すのがおすすめです。
LibiVoxの無料アプリは【永久無料】英語のオーディオブックが聴けるおすすめ無料アプリと海外サイト7選の記事でも紹介しています。
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Project Gutenbergでは著作権が切れている英語の本しか読めないですが、月額980円のKindle Unlimitedでは和書12万冊、洋書120万冊以上が読み放題!
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→紹介記事:英語版ピーターラビットは動画も洋書も無料で楽しめる - 動く絵本版ハリーポッター1巻(Kindle in Motion)
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→紹介記事:ハリーポッターで英語学習する方法
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Project Gutenbergで英語の多読を無料で楽しむ方へのおすすめ
本記事では、英語の多読におすすめなProject Gutenbergの使い方を紹介しました。
Project Gutenbergで洋書を読むのに、タブレットは必須アイテムと言っても過言ではありません。
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→関連記事:TEDのおすすめスピーチ17選 - オーディオブックが聴ける
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