クイーンズギャンビットの原作とNetflixドラマの違い【話題の本を英語で聴いた感想】
Netflixで6200万再生数を記録。ゴールデングローブ賞2冠のドラマ「クイーンズ・ギャンビット」
1950年代の児童養護施設で、人並外れたチェスの才能を開花させた少女は、依存症に苦しみながら、想像もしていなかった華やかなスターへの道を歩いていく。
Netflix
Netflixの紹介文を読んだときは、「また薬物もアルコールもやめられない天才が主人公のドラマか」と思いましたが、一味違いました。
ドラマとオーディオブックの両方を3日間で一気に楽しむほど夢中になったので、それぞれの感想や違いを紹介します。
Netflixドラマ「クイーンズ・ギャンビット」の感想
養護施設でビタミン剤と一緒に飲まされていた精神安定剤に依存するという背景が、他の映画やドラマの薬物依存系主人公と違って、惹きつけられました。
また、予告動画からは想像できない悲しい出来事が起こったりと、本当にいい意味で裏切られました。
ドラマの評判・口コミ
主人公エリザベス・ハーモン役のアニャ・テイラー=ジョイが可愛すぎる
日本でも、ハーモン(ベス)役のアニャ・テイラー=ジョイが可愛すぎるという声が多いですね。
頻繁に髪色を変えていたり、ドレスの着こなしも好評でファッションアイコンとして注目を浴びています。
▼いつも持ち歩いているものや、リップやケアケアの愛用品も紹介している動画(約6分)
アニャ・テイラー=ジョイが主演の映画「EMMA.」(2020年2月公開)
2020年2月、イギリスで公開されたアニャ・テイラー=ジョイ主演の映画「EMMA.」。
私はU-NEXTで視聴しましたが、Amazonでも円でレンタル可能です。(2021年7月時点)
『クイーンズ・ギャンビット』原作とドラマの違い
ドラマも英語音声のオーディオブックも1度さらっと再生しただけですが、エンタメとしてはドラマの方が面白くて、本の方が主人公が素敵だなと感じました。
主な違い
- 養護施設での、親友ジョリーンと印象的な出来事がドラマでは省略されている
- 内容(結果)が異なる大会がある
- 親友ジョリーンとの再会の仕方が受動的か能動的か異なる
- 最後に描かれている大会の描写/ストーリーが異なる
親友と再会する箇所はドラマの方が感動的だけど、原作の方がリアルな感じがしたりと、甲乙つけられないくらいどちらも良い作品でした。
『クイーンズ・ギャンビット』を英語で楽しむ方法
Kindle版は258ページ、オーディオブック版は再生時間11時間以上。
Netflixのドラマは日本語字幕1話49分~65分×7話なので全7時間くらい。
できるだけ短時間でストーリーを楽しみたい方は海外ドラマがいいかもしれません。
ドラマと原作とでは一部異なる箇所はあるものの、全体の流れなどは同じだったので英語に自信が無い方は洋書を手に取る前にNetflixのドラマを見てストーリーを把握するとストーリーについていきやすいですよ。
Audibleのオーディオブック
音声は大人の女性の低めの声で、Netflixドラマより全体的にずっしり思い雰囲気の朗読。
日中はもちろん、寝る前に聴くのにも適している落ち着きがある朗読なので一日中聴いていられます。
『クイーンズ・ギャンビット』の次に読みたい「風変わりな女の子」の人生を描くおすすめ本
「クイーンズ・ギャンビット」のように、風変わりな女子が主人公の人生を描いた本から、おすすめしたい本は『ザリガニの鳴くところ』。サスペンス系恋愛小説であり「社会に溶け込むことなく、自然の中で生きていく主人公」の生涯を描いています。