洋書初心者さんの英語多読におすすめ!簡単で読みやすい本13選【中学生・高校生もぜひ】
この記事では、英語力に自信がない方でも挫折しにくく、読みやすい本を紹介します。
- これから英語の多読をしたい
- 中学英語レベルで読める本が知りたい
- 洋書を読んでみたい
と思っている方など、英語で本を読んだ経験が少ない方の多読ガイドとしてお役立てください。
- 当ブログで記載している英語の難易度・対象年齢についてはこちらにて記載しています。
英語学習用に出版されている教材・多読におすすめな本【3選】
【NHK基礎英語の異世界転生】『中学英語で読めるはじめての英語ライトノベル』
『中学英語で読めるはじめての英語ライトノベル』というタイトルに惹かれた方には、迷わず購入してほしい教材。
全ページ「Words & Phrases」で単語やフレーズの意味が載っているので、辞書を出さずにサクサク読めます。
イラストも豊富なので、中学で習う英文法がほんのり理解できていれば楽しめる教材。
全11章、各章の終わりにあらすじが書いてあるので、読み違いをしていないかも確認できます。
全170ページなので読み応えあり。
教科書の英文を1ページ読むのもしんどい、英検の長文読解問題を見ただけで疲れるという人には、おすすめしいくいボリュームです。
ファンタジー物を英語で読みたいと思っている多読の助走に強く推せるストーリー。
ちょっとした謎解き、ラブコメあり。
スフィンクス(Sphinx)、ヘビ(Serpent)、修道士(Monk)、世捨て人(Hermit)、ゴブリン、二足歩行のヒョウ、白いオオカミ、魔女、王子様、お姫様…と盛りだくさんな顔ぶれでした
本書は
- 単語を自分で調べるのが億劫だけど、ちゃんと理解しながら英文を読みたい
- 正しく英語が読めているのか確認したい
と感じる英語学習者のニーズにぴったり合うと感じました。
個人的には英会話スクールに通っている英語が得意な小学生に手渡したい一冊。
あらすじが日本語で確認できて、多読・多聴に活用できる小学校高学年向けの本や市販教材って少ないんですよね。
そんな中で、本書は
- 語彙リストあり
- 日本語のあらすじ付き
- 音声ダウンロード可能
の3拍子揃って1,210円。Kindle版は990円なのでコスパが良いと感じます。
ムダがなく展開が早いので、英語が得意な方は一気にぜひ。
TOEIC850~英検1級くらいの方であれば2時間くらいで読み終わります。
【失笑と爆笑の連続】70の名言で英文法が学べる『Roland English』
これほど口角が上がる英語教材があっただろうか。
書店で『ROLAND ENGLISH』を見つけたときは「パラパラ」っと中身を見るだけのつもりだったのに、気づけばレジに向かっていました。
名言のページには必ずROLANDの全身写真が載っていてクスっとしたのが第一印象。
文章の方に目を向けると、想像以上にしっかりと品詞や英文法の解説が丁寧に載っていて、「エンタメ本」ではなくて「英語教材」なんだなと感じさせられます。
全70の名言はネイティブスピーカーが書いた感じがしない日本人向けな英文で、印象付けて英文法を覚えていきたい人向けな本。
受験勉強なんかもういやだー!
TOEICの教材なんてもう見たくない
と、英語から逃げたい(けど逃げてる場合ではない)ときに手に取ってほしいです。
【ワンランク上を目指す人へ】「幸福な王子」日英対訳+文法解説『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』
幸福な王子の原文+新訳付きで、英文法が学べる本。
読破しやすい短編集・1ページ完結の英文【2選】
英語学習者さんの多読に短編集をおすすめする上で、全部読まなくてもいいということを強調させてください。
- 一部(一話)だけでも楽しめれば十分
- 読みたいページから読めばいい
「嫌いなものから食べる」タイプの方は躊躇するかもしれませんが、惹かれるイラストがあるページや、気になったタイトルの文章から読んでみてください。
「自分好み」だろうと予測した話が好きでは無かった場合、おそらく他のストーリーはもっと好みではないです。
そういった本は読破することに執着するべきではないでしょう。
英語の本はたくさんあります。電子図書館を利用すれば英語絵本は無料でいくらでも読めます。
せっかくなら読むなら、面白いと感じる本を楽しんでいきましょう。
【対訳で読める】『くまのプーさん 小さなしあわせに気づく言葉』
くまのプーさんのお話ではなく、優しい言葉(日本語+英語)にプーさんのイラストが付いています。
本を読む体力がない時、ふと何ページが眺める楽しみ方をしたい本です。
【対訳で読めるマンガ】『スヌーピーこんな生き方探してみよう』/Peanuts
日英対訳で読めるので、英検3級・TOEIC400点くらいで十分楽しめます。
英検3級くらいでも…とは言ったものの、if や would は普通に使われ、「教科書みたいな読みやすい英語」ではないことも多々あります。
でも、一言か二言しかないマンガもあるお手軽感。
「1話(4コマ程度)だけ読もう」と決めたら数秒でノルマ達成できちゃいます。
50年間連載された人気コミックの英語に1度はトライしてみたくなりませんか。
本書の構成
- 右のページ:チャールズシュルツの原作コミックと日本語訳
- 左のページ:コミック関連のコラム
コラムについては、インスタにて詳しい感想を書いています。
多読におすすめな英語絵本・児童書【5選】
【対訳で読める】1巻は0円!ピーターラビット /The Tale of Peter Rabbit
洋書を読むにはまだ英語力が足りていない…と自分でなんとなく感じている方には、日英対訳の絵本をまずおすすめします。
わざわざ絵本を買うなんて…
と思う気持ち、わかります。なので、1巻目は0円の『対訳ピーターラビットのおはなし』をこの記事ではおすすめします。
ピーターラビットに出てくる英単語は簡単とは言い難いです。
しかし、朗読したら数分程度の短いお話が多々あります。
そのため「とりあえず最後まで目を通した」という成功体験が積みやすいのが特徴。
2巻以降もKindle Unlimited読み放題対象なので気軽に読めます。
月額980円で200万冊以上、読み放題
- 無料体験中に退会すれば、お金は一切かかりません
- 体験後は申込日を基準に契約を更新していくので、月末に申込みをしても損しません
- 2ヵ月99円などでKindle Unlimitedを利用できる特別プランが適応されるかもしれません。特別プランの内容や対象者は非公開。対象者であれば、Kindle Unlimitedの登録ページで「あなたへの特別プラン」が表示されますので、たまに確認してみてください。
もっと簡単な絵本を対訳で読みたい方は、英語が効率よく学べるおすすめの英語絵本の記事でも紹介している『英語でもよめるはらぺこあおむし』などもチェックしてみてください。
【対訳で読める】えんとつ町のプペル/Poupelle of Chimney Town
西野亮廣さんの『えんとつの町プペル』は和文と英文両方とも公式サイトで無料公開されています。
綺麗なイラストがストーリーの理解を助けてくれます。
ハロウィンの時期に読むと、ぐっとくる絵本です。
【イラストたっぷり】ぼくはめいたんてい/Nate the Great
内容的にも文量的にも、児童書をガッツリ読む自信はない…と感じる洋書初心者さんにおすすめな本は『Nate the Great』。
Kindle版で1冊68ページ、オーディオブックの朗読は約12分です。
無料で使える電子図書館Open Libraryで読むことができるので、お財布と相談せずに多読できます。
オーディオブックは400円なので、英語を読みながら、朗読を聴いて英語学習したいと思っている方にぴったり。
『Nate the Great』よりも難易度を上げたい方は『A to Z Mysteries』を読んでみてください。
『Nate the Great』と同様に子ども向きの探偵物ですが、オーディオブックの朗読は約50分。
「英語の本を読んでいる」としっかり感じられるボリュームで、大人もわくわくするような内容です。
【30冊以上読み放題】さくっと知れる世界の偉人/A Biography Book for New Readers
A Biography Book for New Readersシリーズは Kindle Unlimited読み放題対象。
- Malala Yousafzai
- マララ・ユスフザイ
- Albert Einstein
- アルベルト・アインシュタイン
- Anne Frank
- アンネ・フランク
- Leonardo da Vinci
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
など、著名な人のストーリーがカラフルにまとめられています。
ちらっとイラストを見るだけでも楽しめるシリーズです。
The Story Of: A Biography Series for New Reader一覧はこちら
月額980円で200万冊以上、読み放題
- 無料体験中に退会すれば、お金は一切かかりません
- 体験後は申込日を基準に契約を更新していくので、月末に申込みをしても損しません
- 2ヵ月99円などでKindle Unlimitedを利用できる特別プランが適応されるかもしれません。特別プランの内容や対象者は非公開。対象者であれば、Kindle Unlimitedの登録ページで「あなたへの特別プラン」が表示されますので、たまに確認してみてください。
【映画を先に読むと難易度が下がる】マレフィセント / Maleficent
2014年に公開された映画「マレフィセント」の小説版。
「眠れる森の美女」に出てくるオーロラ姫に呪いをかけた悪役マレフィセントの物語です。
ファンタジー系は独特な単語が頻出するので、難易度が高いことが多いですが、本書は比較的読みやすいです。
ファンタジーならではの単語は調べずに一旦スルーして、どんどん読み進めてしまうことを推奨します。
本書に限らず、何度も出てきたり、よほど気になる単語以外は気にせずに、全体のイメージやストーリーの流れを楽しみましょう。
難易度は【英検2級~TOEIC700】と先ほどのグラフで書きましたが、多読に慣れていない方の場合は英検準1級くらい英語力がないと楽しみにくいと思います。
- 英語多読の経験が豊富な英検2級を取得している小学6年生には挑戦してみてほしい、という思いを込めて英検2級~にチェックを入れました。
映画を元に書籍化されているので、映画を見てから読むと読みやすくなりますよ。
英語で読みやすい小説・ビジネス書・自己啓発本おすすめ【3選】
【辞書なしで挑戦できる短編小説】単語の意味が載っているロアルドダール Man from the South
『ロアルド・ダール短編集』では、Someone Like You(『あなたに似た人〔新訳版〕Ⅰ』)に収録されているロアルド・ダールの短編4作が日本語の語注付きで読めます。
- Man from the South
- 南からきた男
- Lamb to the Slaughter
- おとなしい凶器
- The Wish
- 願い
- Taste
- 味
The Wishは見開き5ページ(※片面は語注)。
一番長いTasteが見開き20ページなので、ちょっと英語で小説が読みたいな、というときにぜひ。
『中学英語で読めるはじめての英語ライトノベル』 よりも英語の難易度は高いですが、文量は圧倒的に少なくて読破しやすいです。
【はじめてのビジネス書におすすめ】金持ち父さん 貧乏父さん / Rich Dad Poor Dad
ボリュームはありますが、抜群の読みやすさ。
私が初めて読破できたビジネス書です。
当時の英語力は英検2級・TOEIC420くらい。英検準1級はまだ挑戦できないレベルの英語力でした。
日本語で「利益」と言われても、その言葉の意味がわかっていなかったくらいお金やビジネスの事に興味が無かった学生でしたが、内容を理解しながら読むことができたことに感動したのを今でも覚えています。
多読に慣れていない方には背伸びになりますが、「英語でビジネス書が読めた!」ということが自信やモチベーションに与える影響は大きいので挑戦する価値あり。
短いビジネス書を探している方はWho Moved My Cheese?(『チーズはどこへ消えた?』)をどうぞ。
【はじめての自己啓発本におすすめ】猫はためらわずにノンと言う / How to Live Like Your Cat
「猫のように自由に生きよう」という内容の自己啓発本です。
難しい単語も、難解な文法もなく、内容もシンプル。
ビジネス系の単語もほとんどなく、中学・高校で習うような単語が多く使用されています。
全部通して読む必要が無く、気になった章だけ読んで楽しめる本です。
一気読みではなく、数ページづつ読み進めていくのに向いている本です。
おわりに
この記事では、洋書初心者さんにオススメな読みやすい英語の本を紹介しました。
挑戦してみたい洋書が見つかれば幸いです!